エレクトリフィケーション コンサルティング ホームページ

e-mobilityコンサルタント/ 新商品開発コンサルタントです

2015年2月12日 和田憲一郎のビリビリ!とくる話

2015年2月12日 和田憲一郎のビリビリ!とくる話

昨年、ある会社経営の方と面談する機会がありました。その方は稲盛和夫さんが
塾長を務める経営勉強会「盛和塾」の世話人もされているとのこと。

稲盛さんと言えば、2010年1月に会社更生法を申請し経営破綻したJALの会長を
引き受け、短期間に再建されたことで有名です。

ご本人はたいへんなご苦労があったようですが、「盛和塾」でも何とか稲盛さんを
応援しようと「盛和塾 JALを支援する55万人有志の会 JAL応援団」というのを結成
したそうです。ちょうど塾生が約5500名なので、塾生一人ひとりが100名ほどに声を
かけると55万人になるとのこと。

それで、JAL応援団として何をしたかと言えば、できるだけJALに乗るということと、
事務局が名刺サイズの「応援メッセージカード」を作り、塾生はJALに乗ったとき、
地上勤務の方やCAに対し、もう少しこうしたほうが良かったのではと思うことや、
気づき事項などをメモ書きし、励ましの言葉も添えて渡したようです。

最初はJALの方もビックリしていたようですが、途中からコメントがデータベース化
され、指摘された内容が横展開されていたとのこと。

既にご存知の方もいるかもしれませんが、私は初めて聞いた話だったので、短期間の
再建の裏にこのような話があったのかと、思わずビリビリ!ときてしまいました。

支援と言えば、直ぐに金銭的なモノを思い出しますが、このようにFace to Faceで
直接言われることが最も効くのかもしれません。

現在回復基調とは言え、JALもまだまだ気を抜くことはできないと思えます。
稲盛さんがよく説かれるように、利他の心で対応することで、さらに良い方向に
向かっていくのではないでしょうか。

ちなみに、JALが提唱している行動指針(フィロソフィと呼んでいるようですが)で
私が気にいっている言葉は「一人ひとりがJAL」です。

« »