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2015年2月26日 和田憲一郎のビリビリ!とくる話

2015年2月26日 和田憲一郎のビリビリ!とくる話

2月25日より東京ビックサイトにて開催されている「スマートエネルギーWeek2015」
に初日から行ってきました。既に行かれた方もいるかもしれませんが、本当にすごい
人でした。

今年は従来の「二次電池」「太陽電池」「スマートグリッド」「エコハウス」に加え、
「電力自由化」「水素・燃料電池」が加わったことで、より幅広い業界の人が集まって
いるようです。

特に個人的な見かたかもしれませんが、「二次電池」「電力自由化」「水素・燃料電池」
のブースは熱気に溢れており、今年のブームを感じさせるものでした。

「二次電池」は、以前に比べ中国、韓国、ドイツからも出展が多かったようです。これは、
EV/PHVなどの量産化に伴って、部品メーカーの技術力が高まってきたからかもしれません。
日本も危ういところまできているような気がします。

もう一つ、ちょっと気になったことが一つありました。それは「水素・燃料電池」の
ブースで、ある企業が、FCVが途中で水素がなくなった場合を想定して、レスキューの
機器を展示していました。キャンピングカーのように、車の後ろにタンクや圧縮機をつけて
走るタイプです。

ふと思ったのですが、ガソリン車では”ガス欠”、電気自動車では”電欠”と呼びますが、
FCVでは何て呼ぶのでしょうか。”水素欠”でしょうか。それとも”ガス欠”でしょうか。

まだまだ水素ステーションが少ないことから、このように実際の事象として”水素欠”
が起きてしまうかもしれません。電気自動車の場合もそうでしたが、レスキューの場合
までも想定し始めると、FCVもリアルワールドになってきたなと、思わずビリビリ!と
きてしまった次第です。

なお、帰って少し調べてみると、トヨタでは水素がなくなった場合、レッカーで牽引する
ことを推奨しています。

また、JAF等のロードサービス会社では、現在は法律により公道での水素補給は禁止されて
いるとか。そうなると、このような”水素欠”の装置ができたとしても、まだ法律との
乖離があり、しばらく折衝が続くのかもしれません。

車両と水素ステーション以外にもいろいろ課題があることを知らされた一日でした。
「スマートエネルギーWeek 2015」は2月27日までのようです。もしお時間あれば、
一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

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