エレクトリフィケーション コンサルティング ホームページ

e-mobilityコンサルタント/ 新商品開発コンサルタントです

ブログ&メルマガ

ブログ一覧

5月22日メルマガ:DC充電の国際規格標準化の承認

月20日、急速充電に関する協議会である「チャデモ協議会総会」に出席してきました。
予想以上の参加者であり、また技術セミナーに熱心に耳を傾けている人が多いことに
びっくりしました。

そこで嬉しいことが2つありました。一つはIEC(国際電気標準会議)にて、DC充電の
国際規格として承認され、発行されたこと。この標準化に関しては、足掛け5年も
要しており、私が三菱自動車に勤めていたころから大きな課題として取り組んで
きました。3~4年前、欧州各地をチャデモ協議会メンバーとして、説明のために
行脚したことを思い出させます。

これでIECにてチャデモ方式がDC充電の国際規格として承認された訳ですが、同時に
中国のGB/T、米国のCOMBO1、独のCOMBO2も承認されました。IECではどれか一つを
選択するのではなく、カタログ方式と呼ばれているように、ある一定の基準を満たす
ことができれば、複数でも承認し、その後の普及は市場に委ねるとの考えです。

その意味から、全世界で4000基を超え、実績のあるチャデモは最も先頭に立っている
ということができます。

もう一つは、欧州連合による規制の波でした。ドイツを中心にコンボ方式のみを
欧州統一規格として採用とする動きがあり、欧州委員会、欧州議会と協議して
きました。

しかし、既に欧州では1000基を超えるほど圧倒的にチャデモが普及していることを
背景に、ロビー活動を展開した結果、その要求は退けられ、2017年から少なくとも
コンボ方式も設置するとのことで、共存できる形となりました。

これにてチャデモvs.コンボの対立は大団円を迎えたこととなります。思わずビリビリ
ときた瞬間でした。

3~4年前、メディアにて、チャデモ vs.コンボといった対立の構図がセンセーショナル
に報道されましたが、このように日本発の規格が国際規格標準化として承認されたことに
対しても、もっと報道していただきたいものです。

今回、困難な状況の中、長い間継続して取り組んできた多くの方々の多大な努力に対して
敬意を払いたいと思います。

チャデモ方式の国際規格標準化承認と欧州指令対応

 5月20日、急速充電に関する協議会である「チャデモ協議会総会」に出席してきました。予想以上の参加者であり、また技術セミナーに熱心に耳を傾けている人が多いことにびっくりしました。 

 そこで嬉しいことが2つありました。一つはIEC(国際電気標準会議)にて、DC充電の国際規格として承認され、発行されたこと。この標準化に関しては、足掛け5年も要しており、私が三菱自動車に勤めていたころから大きな課題として取り組んできました。関係者の多大な努力に対して敬意を払いたいと思います。 

 もう一つは、欧州連合による規制の波でした。ドイツを中心にコンボ方式のみを欧州統一規格として採用とする動きがあり、欧州委員会、欧州議会と協議してきましたが、欧州では1000基を超えるほど圧倒的にチャデモが普及していることを背景に、ロビー活動を展開した結果、その要求は退けられ、2017年から少なくともコンボ方式も設置するようにとのことで、共存できる形となりました。これにてチャデモvs.コンボの対立は大団円を迎えたこととなります。欧州各地での地道な活動が成果に結びついたものと考えます。

 

チャデモ協議会総会

 

 

 

 

Tech-On!に、「Model S」、年2万台に達する実力を寄稿

Tech-On!にて、「Model S」、年2万台に達する実力というテーマにて寄稿しました。テスラ社は日本では名前が聞いたことはあっても、実際にクルマは見たことがない人がほとんどなので、今回のコラムについてもいろいろ反応がありました。早く日本でも目にする機会が増えるといいですね。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20131007/307710/?ST=AT

Model_S_試乗

期待の「新・新興国」、ミャンマーとカンボジアの最新クルマ事情

アイティメディア/MONOistに「和田憲一郎の電動化新時代(番外編)」として、成長著しいミャンマーとカンボジアの最新クルマ事情をレポートしたところ、たくさんの方から反応がありました。特に、ミャンマーにて右ハンドルなのに右側通行なのはとてもびっくりしたらしく、正に私と同じ印象です。

でも、ミャンマーの方はとっても人懐っこく、軍事政権下という枠組みが取り払われると、もっと日本と大きな交流が出来るのではと思っています。今後も要注目ですね。

http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1310/01/news009.html

ヤンゴン

 

 

2ヶ月連続にて月刊アクセス記事ランキング1位!

 この7月から日経BP系のTech-On!にて、「和田憲一郎の一車両断!」と銘打って月刊連載を開始しております。最近発表された編集側からの情報によれば、8月にリリースしたコラム“内向き過ぎる「アコードプラグインハイブリッド」”が2013年8月1日~9月3日までのクルマ部門にて、アクセス記事ランキングが1位になったとのこと。これで、先月に続いて連続1位となりました。

  ただ、このようなものは1位を狙って書いているのではなく、私自身、クルマの電動化をより推進するためには第三者の立場からどのようにしていけばよいか、ある意味“歯に衣着せぬ形”にて書いたものです。また、そのようなことができるのも、私が自動車会社という枠の中ではなく、外に出たことの意義があるのではと思っております。

  今回も多くの意見を頂戴し、私自身もたいへん勉強になりました。その中にはなるほどと思えるものもあり、また私とは少し意見が異なると思われるものもありました。でも、このように議論が起こっていく中から、次へと繋がる商品がでていくことができるのであれば、コラムを寄稿した価値があると思っています。

  こらからも刺激を生み出す存在でありたいと思っています。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130904/300982/

アコードPHEV-S3