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11月

2014年11月10日 和田憲一郎のビリビリ!とくる話

先週金曜日、『自動走行するクルマが家と街づくりを変える』というテーマにて
経済産業省自動車の方、および積水化学工業の方と一緒にセミナーを開催させて
いただきました。

その中で、「自動運転車」について、経済産業省自動車課の方より、「日本は
自動運転車について世界で最先端かと思っているかもしれないが、必ずしも
そうとは言えないのではないか」との問題提起がありました。

どういうことかと申しますと、「自動運転車」を実現しようとすれば、自動車
メーカーのみならず、大学などの学識経験者、カメラ・センサーなどの機器メーカー、
それ以外にも自動運転を開始することによって生まれる多くの利害関係者
(例えば保険関係、消費者など)数多くの関係者の議論が必要となります。

しかし、現在は必ずしもそうはなっていないのではないかとの問いです。
確かに現在は自動車メーカーが先行しており、それ以外の方は何がどうなっている
のか判りにくのではと思えるため、核心を突いた言葉に、思わず「ビリビリ!」
ときてしまった次第です。

ただ、これは言い訳かもしれませんが、現在の日本では、「道路交通法」により
「自動運転」が禁止されており、このような状況から、例え大学関係者であっても、
何かモノを言ったり、試験などの行動に移しにくいのかもしれません。

「自動運転」は技術だけで解決できない問題も多く、幅広い知見者からの意見を
吸い上げる仕組みが必要です。このため、今後、多くの関係者を巻き込みながら
どのように取り纏めていくのか、大きな課題となりそうです。