本日、渾身の力を込めて書き上げた本の見本が届きました。タイトルは『成功する新商品開発プロジェクトのすすめ方』です。これは、プロジェクト責任者のための羅針盤となるような本を書きたいと、昨年10月より着手し、約5か月かけて書き上げたものです。その後、編集を経てようやく最終段階にたどり着きました。同文舘出版:古市部長始め関係の方々にはたいへんお世話になりました。発売は6月6日です。
5月20日、急速充電に関する協議会である「チャデモ協議会総会」に出席してきました。
予想以上の参加者であり、また技術セミナーに熱心に耳を傾けている人が多いことに
びっくりしました。
そこで嬉しいことが2つありました。一つはIEC(国際電気標準会議)にて、DC充電の
国際規格として承認され、発行されたこと。この標準化に関しては、足掛け5年も
要しており、私が三菱自動車に勤めていたころから大きな課題として取り組んで
きました。3~4年前、欧州各地をチャデモ協議会メンバーとして、説明のために
行脚したことを思い出させます。
これでIECにてチャデモ方式がDC充電の国際規格として承認された訳ですが、同時に
中国のGB/T、米国のCOMBO1、独のCOMBO2も承認されました。IECではどれか一つを
選択するのではなく、カタログ方式と呼ばれているように、ある一定の基準を満たす
ことができれば、複数でも承認し、その後の普及は市場に委ねるとの考えです。
その意味から、全世界で4000基を超え、実績のあるチャデモは最も先頭に立っている
ということができます。
もう一つは、欧州連合による規制の波でした。ドイツを中心にコンボ方式のみを
欧州統一規格として採用とする動きがあり、欧州委員会、欧州議会と協議して
きました。
しかし、既に欧州では1000基を超えるほど圧倒的にチャデモが普及していることを
背景に、ロビー活動を展開した結果、その要求は退けられ、2017年から少なくとも
コンボ方式も設置するとのことで、共存できる形となりました。
これにてチャデモvs.コンボの対立は大団円を迎えたこととなります。思わずビリビリ
ときた瞬間でした。
3~4年前、メディアにて、チャデモ vs.コンボといった対立の構図がセンセーショナル
に報道されましたが、このように日本発の規格が国際規格標準化として承認されたことに
対しても、もっと報道していただきたいものです。
今回、困難な状況の中、長い間継続して取り組んできた多くの方々の多大な努力に対して
敬意を払いたいと思います。
5月20日、急速充電に関する協議会である「チャデモ協議会総会」に出席してきました。予想以上の参加者であり、また技術セミナーに熱心に耳を傾けている人が多いことにびっくりしました。
そこで嬉しいことが2つありました。一つはIEC(国際電気標準会議)にて、DC充電の国際規格として承認され、発行されたこと。この標準化に関しては、足掛け5年も要しており、私が三菱自動車に勤めていたころから大きな課題として取り組んできました。関係者の多大な努力に対して敬意を払いたいと思います。
もう一つは、欧州連合による規制の波でした。ドイツを中心にコンボ方式のみを欧州統一規格として採用とする動きがあり、欧州委員会、欧州議会と協議してきましたが、欧州では1000基を超えるほど圧倒的にチャデモが普及していることを背景に、ロビー活動を展開した結果、その要求は退けられ、2017年から少なくともコンボ方式も設置するようにとのことで、共存できる形となりました。これにてチャデモvs.コンボの対立は大団円を迎えたこととなります。欧州各地での地道な活動が成果に結びついたものと考えます。